NuAns NEO Reloadedは2017年6月9日に発売された格安スマホです。ドコモ回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、au回線の格安SIM(マルチSIM)で使えます。
発売当時は比較的高性能でしたが、動作が少し不安定です。性能的には今でも普通に使えます。
ーー 以下2017年時点の情報 ーー
NuAns NEO Reloadedは2017年6月9日に発売された性能が良い防滴・おサイフケータイに対応したSIMフリーのスマートフォンです。

おサイフケータイに対応したSIMフリーのスマートフォンはいくつかありますが、電池持ちがあまり良くなかったり、電池持ちが良くても性能が若干微妙だったりします。
NuAns NEO Reloadedなら、おサイフケータイに対応していて、CPUの性能も良く、電池持ちもかなり良いです。価格は税込4万9800円と少し高いですが、おサイフケータイに対応しているスマホを探している場合におすすめの格安スマホです。
このサイトでは、NuAns NEO Reloadedを購入して、電池持ちやカメラの実性能、GPSの精度、指紋認証の反応速度などの一連のテストを行っています。
NuAns NEO Reloadedの詳細スペック(性能)
NuAns NEO Reloaded | |
---|---|
CPU | オクタコア2.0GHz Snapdragon 625 |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイ | 5.2インチ |
解像度 | 1920×1080 |
カメラ | 1200万画素(F値2.0)/前面800万画素(F値2.2) |
電池容量 | 3450mAh |
サイズ | 141 × 74 × 11mm |
重さ | 150グラム |
連続待受 | 335時間 |
充電時間 | 1時間で70%充電(ただし、Quick Charge 3.0での充電) |
本体カラー | 上下でカバーの付け替えができます。いろいろあります |
価格(税込) | 4万9800円 |
Android 7.1、SIMフリー、テザリング対応、外部マイクロSD(最大1TB)、マイクロSIM(ナノSIMからの変換アダプター付属)、指紋認証対応(前面)、ジャイロスコープ搭載、USB Type C 対応、Bluetooth v4.1 with BLE、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、おサイフケータイ対応、防滴対応
NuAns NEO Reloadedが使える格安SIMの詳細
NuAns NEO Reloadedの対応周波数(バンド)
FDD-LTE : B1/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/26/28 (au VoLTE対応)
UMTS(WCDMA/3G) : B1/3/5/6/8/9/19
NuAns NEO Reloadedはドコモ回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、au回線の格安SIM(マルチSIM)で使えます。
SIMのサイズはナノSIM、またはマルチSIMです。(マイクロSIMも使えます)
ドコモ回線の格安SIMは最近マルチSIM型のSIMカードに移行しているので、MVNOによってはSIMサイズの指定がなく、マルチSIMになっている場合があります。
格安SIMを持っていない場合は、下記のキャンペーンを参考に格安SIMを選ぶことをオススメします。通信速度を重視する場合は、格安SIM/ドコモ/ポケットWiFiの速度ランキングの記録を参考にしてみてください。
2017年発売時のNuAns NEO Reloadedの性能レビュー
性能の良いCPUを搭載
NuAns NEO ReloadedのCPUはオクタコア2.0GHzx8 Snapdragon 625です。格安スマホの中でも結構良いCPUを搭載しています。
簡単に評価すると、スマホの一般ユーザとヘビーユーザよりの一般ユーザでも満足して使えるCPUの性能です。
Snapdragon 625は省エネ性能に優れているため、スマホを長時間使うヘビーユーザにもオススメのCPUの性能になっています。
ただし、超高度な3Dゲームの場合は、NuAns NEO ReloadedのCPUの性能でも快適なゲームプレイができない恐れがあります。ハードなゲームユーザはiPhone 7がオススメです。
一般的なゲーム、パズドラ、モンスト、ツムツム、ポケモンGOなどは、快適に遊ぶことができます。多少高度なゲームでもNuAns NEO Reloadedなら普通に遊べます。とっても高度だと厳しい感じです。
万能型のCPUなので、極端な使い方でもしない限りは、満足できるサクサク感でスマホを使うことができます。
NuAns NEO ReloadedのAntutuのスコア
NuAns NEO ReloadedのAntutu(v6.2.7)のスコアは63,661でした。Antutuのスコアが高いほど高性能なCPU(&GPU&RAM)を搭載していることになります。
一般的な使い方や一般的なゲームなら、Antutuが27,000程度でも普通に使えますが、サクサク感は厳しいです。Antutu40,000程度あると結構サクサク使うことができます。さらにサクサク使いたいなら、Antutu50,000以上が望ましい感じです。
NuAns NEO Reloadedの動作がもっさりしている?
NuAns NEO Reloadedの動作がもっさりしていると感じる場合があります。うまく説明できないのですが、おそらくNuAns NEO Reloadedはスワイプなどの画面の移動がサクサクよりもヌルヌルと動くからです。
画面の移動の仕方を比較してみましたが、nova liteやP10 lite等は画面の移動がキリキリ動く感じになっています。
NuAns NEO Reloadedは、できるだけ素の状態のAndroidを使っているので、チューニングが最適にはなっていないものと思われます。このため、他のスマホと比べると動作がもっさりしていると感じる場合があると思います。
3GBのRAMと32GBのROM
NuAns NEO ReloadedのRAMは3GB、ROMは32GBです。NuAns NEO Reloadedの結構良いCPUを支える上で適切なRAMとROMの容量です。
CPUが脳みそに相当しますが、RAMは勉強机の広さ、ROMは机の引き出しの大きさに相当します。RAMの容量が大きければより多くのアプリを同時に起動することができ、ROMの容量が大きければより多くのデータを保存することができます。
一般的なユーザならRAM2GB、ヘビーユーザならRAM3GB以上が適切な容量になります。NuAns NEO Reloadedは相当長く使っていける性能と電池持ちになっているので、今後2年、3年と考えていくと、一般ユーザでもRAM3GBあると長く快適に使っていけるのでオススメです。
ROMは32GBあるので、たくさんアプリを入れることができます。ROM16GBでも一般的なアプリの数なら問題ないですが、データ量の多いゲームアプリを10個くらいインストールすると、ROM16GBだと困ることになります。
NuAns NEO ReloadedのRAMの使用量
起動して何も動かしていない状態のRAMの使用量は1.1GBでした。
NuAns NEO ReloadedのROMの空き容量
初期設定だけした状態のROMの空き容量は21.34GB。
初回のファームウェアのアップデートを行うと21.28GBになりました。
デフォルトでインストールされているアプリを最新の状態に更新すると20.38GBの空き容量になりました。20GBもあるので、アプリをかなりたくさんイスントールできます。
マイクロSDカードを内部ストレージとして利用可能
NuAns NEO ReloadedはマイクロSDカードを内部ストレージとして利用することもできます。内部ストレージにすると、電子書籍や動画、一部のアプリをマイクロSDカードに保存することができます。
大半のマイクロSDカードはフォーマットしてから使う
NuAns NEO Reloadedでは、ほとんどのマイクロSDカードをスマホでフォーマットしてから使う必要があります。そうしないと、対応していませんとかいう表示が出てきます。
電池持ちはかなり良い
NuAns NEO Reloadedの最大の強みの一つが電池持ちです。NuAns NEO Reloadedの電池持ちはかなり良い、もしくは超良いレベルにまで達しています。
電池持ちが超良くなるのは、CPUが省エネのSnapdragon 625で5.2インチのディスプレイ、3450mAhの大容量のバッテリーを搭載しているためです。
Snapdragon 625は性能が良い上に、省エネ性能に優れているのでスマホ使用時の電池持ちがかなり良いです。
実際にSnapdragon 625を搭載している、ZenFone 3、nova、Moto G5 Plusなど、電池持ちがかなり良いスマホになっています。
ZenFone 3:5.2インチ、2650mAh
nova:5インチ、3000mAh
Moto G5 Plus:5.2インチ、3000mAh
NuAns NEO Reloaded:5.2インチ、3450mAh
ZenFone 3とnovaの電池持ちは互角くらいです。両者とも電池持ちはかなり良いのですが、NuAns NEO Reloadedはさらに15%くらい電池持ちが良くなっています。格安スマホの中でも電池持ちはトップクラスです。
NuAns NEO ReloadedのYoutubeの連続再生時間は12時間55分を記録しました。
連続再生時間が8時間なら普通程度の電池持ち、9時間なら結構良いレベル、10時間以上でかなり良いレベル、13時間超えで超電池持ちが良いスマホと評価できます。
NuAns NEO Reloadedの連続待受時間が335時間と最近の格安スマホとしては短いのですが、おそらくこれ何か変な計測の仕方をしています。スリープ時の電池消費は現在テスト中ですが、ZenFone 3やnovaのスリープ時の電池持ちよりも少し良い途中結果になっています。
一般的な使い方なら2日くらい大丈夫です。電池持ちが良いので充電回数も抑えられて、一般的な使い方なら電池が消耗するまで3年半〜4年くらい使うことができます。
おサイフケータイ対応!
NuAns NEO Reloadedの最大の強みのもう一つが、おサイフケータイ(NFC Type A/B)に対応していることです。
モバイルSUICA、nanacoモバイル、WAON、iD、その他、一般的なおサイフケータイのサービスに対応しています。
このサイトではNuAns NEO Reloadedをそこそこ高く評価しますが、その理由が高性能なCPUと電池持ちの良さ、そしておサイフケータイに対応しているためです。
この3つの組み合わせは今までSIMフリーのスマートフォンにはありませんでした。
arrows M03は電池持ちが良いおサイフケータイ対応スマホですが、CPUが低性能です。その他のSIMフリーのおサイフケータイ対応スマホは、CPUの性能が良くても電池持ちが良くなかったり、電池持ちが良くても各種性能が低かったりします。
NuAns NEO Reloadedだけが、高性能+電池持ち超良い+おサイフケータイ対応という組み合わせを実現しています。
ユニークなデザイン、ただし分厚い
スマホのデザインなんて対して違いはないのですが、NuAns NEO Reloadedは上部と下部でカバーを付け替えることができるので、ユニークなデザインにすることができます。
NuAns NEO Reloadedの標準カバーは、黒っぽい半透明のカバーですが、このカバーを取り外して、上と下でユニークなカバーに付け替えることができます。
ちなみに、このデザインコンセプトをCOREコンセプト(TWOTONE)とNuAnsが呼んでいます。
上下でいろいろ組み合わせることができます。付け替えるカバーは片方1800円くらいです。
若干の注意点は、最近のスマホの厚みは7.5ミリ〜8ミリくらいですが、NuAns NEO Reloadedの厚みが11ミリもあります。
他と比べて結構分厚いですが、それで支障が出るわけでもないので、実際に使ってみてもあまり気にならないと思います。
薄さを追求すると部品代が高くなり、搭載できる電池容量にも制限が出てきます。NuAns NEO Reloadedは薄くしても実利はないとして、あえてスマホの薄さを追求していません。
微妙な質のカバーがある
上部はダークウッド、下部はストーンのカバーを選んでみました。
上部のカバーにはNUANSというマークがあるのですが、目立たなすぎてなんか少し残念です。
ストーンは良かったのですが、ダークウッドのカバーの端っこがキレイに仕上がっていませんでした。
防滴・防塵
NuAns NEO ReloadedはIP5Xの防塵と、IPX4の防滴に対応しています。
防塵はどうでも良いとして、IPX4の防滴は、あらゆる角度から“水しぶき”を受けても壊れないことを意味しています。
NuAns NEO Reloadedを紹介しているブログなどで防水対応とか間違えて紹介しているところもありますが、IPX4の防水性能は一般的な意味での防水ではありません。あくまで防滴です。水の中に沈めたら、かなりまずいことになります。
ちなみに、arrows M03の防水性能はIPX5/IPX8です。これは、強力な水しぶきと水の中に沈めても防水を保つことを意味する防水性能です。
カメラ性能は少し悪い
NuAns NEO Reloadedのカメラ性能
背面:1300万画素 F2.0 裏面照射型センサー 像面位相差オートフォーカス 28mm広角レンズ
前面:800万画素 F2.2 裏面照射型センサー オートフォーカス 24mm広角レンズ
カメラ性能はカタロ値だけではさっぱりわからないので、実際に写真を撮って、他の格安スマホと比較しないと良く分からないのですが、基本的には本体価格が高ければ高いほどカメラの実性能も良くなります。
2万円前後の格安スマホだとカメラの実性能が外れな場合もありますが、4万円くらいになるとカメラの実性能で外れなスマホに出会ったことはないです。NuAns NEO Reloadedも十分満足するカメラの実性能になっていると思われましたが・・・。
NuAns NEO Reloadedで撮ったビックマックセットの写真
ビックマックセットでのカメラの性能テスト、P10 lite、NuAns Neo Reloaded、AQUOS L2、nova lite、nova、ZenFone 3
NuAns NEO Reloadedのカメラ性能は、残念ながら少し悪い結果になりました。
画質が少し荒い、もしくは少しボケた写真になり、色合い的にも食べ物があまり美味しそうに写りませんでした。暗所に強いというわけでもなく
カメラにあまりこだわりがなければ気にしなくても良いですが、カメラ性能を少し以上でも重視する場合、現状のNuAns NEO Reloadedでは不満が出ます。
ただ、カメラ性能はある程度ファームウェアのアップデートで改善される場合があります。今の状態ですと並以下の評価になりますが、アップデートで並程度のカメラ画質になればいいなと思います。
マナーモードにするとシャッターが無音
日本のスマホは盗撮に配慮してか、スマホで写真を撮るとシャッター音が鳴るのですが、NuAns NEO Reloadedはマナーモードにすればシャッター音が鳴らなくなっています。
どうせ盗撮犯なんてシャッター音が鳴らない無音のカメラアプリを使ってるんだから、無意味な配慮をしていないNuAns NEO Reloadedの方針に賛成です。
GPSの精度
基本的に最近の格安スマホはGPSの精度が良いです。実売価格が2万円を切っているスマホだと、GPSの精度が良くないスマホが混じっている場合があるので、安いスマホを買う場合にだけGPSの精度に注意が必要になります。
NuAns NEO ReloadedのGPSの精度は少し悪い結果になっています。5万円のスマホとしては落第点です。
GPSの精度のテストの一つに、同じ場所(窓際)で測位衛星の掴みを少し長めに計測するテストを行なっているのですが、NuAns NEO Reloadedは最初は普通に測位衛星を掴むのですが、しばらくすると測位衛星の掴みが悪くなります。GPSからの電波強度も悪くなります。
使い物にならない精度というわけではないのですが、GPSの精度を重視する場合、NuAns NEO Reloadedは避けたほうが良いです。
電子コンパスが止まる?
Google Mapsを使っていたら、以前は電子コンパスで方角がちゃんと動いていたのですが、電子コンパスだけが動かなくなっていました。いじくりまわしても、無反応で結局スマホを再起動したら、普通に電子コンパスがGoogle Mapsで反応するようになりした。
この症状が出たのは1回だけなのですが、他の人からも若干ですが報告があったので、とりあえず記載しておきます。何かのバクだと思うのでそのうちファームウェアのアップデートで修正される気がします。
前面に指紋認証を搭載、ただし認証に失敗することが多い
2016年以降、ほとんどの格安スマホに指紋認証が搭載されていますが、8割がたは背面に指紋認証のセンサーが付いています。NuAns NEO Reloadedは前面にセンサーが付いています。
(少し目立たないですが、スマホ下部の長方形の箇所が指紋センサーになっています)
前面に指紋認証のセンサーが付いていると、例えば机にスマホを置いていて、スマホを手に取らなくても、前面のセンサーにタッチするだけでロックを解除することができます。
背面に指紋認証のセンサーが付いていると、スマホを手にとって、その手の指(人差し指)でロックを解除する感じで使います。
手にとって使うことが多い場合は、前面センサーだとスマホを手にとって別の手でロックを解除する必要があるので、若干利便性が下がります。ただ、少し窮屈ですがスマホを持った手の親指でもロックを解除することができるので慣れの問題かもしれません。
指紋認証の反応速度ランキング
Mate 9 > honor8 = nova lite = P10 lite = P9 lite > nova > ZenFone 3 = NuAns Neo Reloaded = GR5 > ZenFone 3 Laser > g07
親指だと指紋認証に失敗することが多い
背面に指紋センサーが付いていて人差し指を使うとほぼ100%で指紋認証に成功して、ロックを解除することができるのですが、NuAnsの前面センサーで親指でロックを解除しようとすると、成功率は6〜7割くらいです。NuAnsは結構な割合で指紋認証に失敗します。
加えて、指紋認証に失敗してもスリープから復帰しないので、指紋認証に失敗し続けて回数制限に引っかかっても、画面が無反応のままなので、指紋センサーにタッチし続ける。。
ついでに、新しく指紋を登録するときに親指を満遍なく登録しようとすると、ホームボタンに触れてしまいホームに戻ってしまい、何回も指紋の登録に失敗してしまいました。
通知LEDがクソ、ないものとして扱う
NuAns NEO Reloadedは通常のカメラのフラッシュを通知LEDとして利用しています。そして、そのフラッシュ利用の通知LEDが実用とは程遠い仕様になっています。
通常の通知LEDは小さいLEDランプがゆっくり点滅するのですが、NuAns NEO Reloadedだと眩しいフラッシュがピカピカして終わりです。通知は一回きりです。
こんなんオンにして電車内で通知が来たら、カメラのフラッシュを切るのを忘れて盗撮しているように思われてしまいます。光ピカピカはオフにできるのでオフにします。
NuAns NEO Reloadedには通知LEDが実質的にないものとして扱ってください。
通知のバイブが弱い?
このサイトでは試していない(気にしていない)のですが、ネットの出回っている話だとバイブが弱いそうです。通知LEDがクソ仕様なので、バイブの弱さがが何だって?な気分です。
急速充電に対応、充電器はついてこない
NuAns NEO ReloadedはQuick Charge 3.0の急速充電に対応しています。ただし充電器がついてこないので、USB充電器を持っていない場合は、新しく購入する必要があります。(充電ケーブルはついてきます)
充電中はスマホが結構熱くなる
NuAns NEO Reloadedは充電中は結構スマホが熱くなります。電池本体が発熱しているというよりも、充電回路が発熱して、それがケースを伝わって全体的に熱くなっている感じです。
スマホが熱くなると、電池の劣化を早めたり、CPUのパフォーマンスが悪くなったりするので、NuAnsの充電中は何もせずに、放置しておいたほうが良いです。
充電以外では、特に発熱はしていない感じです。
WiFiが不安定?
NuAns NEO ReloadedのWiFiは不安定という話が少しあります。
ただ、このサイトで使っているNuAns NEO ReloadedとWiFiでは不安定という症状は特に出てこないので、わかりません。無線LANの親機との相性で場合によってはWiFiの接続が不安定になるのかもしれません。
どのくらいの割合でWiFiの接続が不安定にあるケースがあるのかわかりませんが、多い場合はファームウェアのアップデートで改善される気がします。
長期間のアップデートを提供
日本のSIMフリーのスマホを出すメーカーのほとんど、例えばarrowsやAQUOS、Xperiaはファームウェアやセキュリティアップデートに消極的です。特にAndroid 0Sなんて一度もアップデートしてくれません。
NuAns NEO Reloadedなら、長期間のファームウェアやセキュリティのアップデートの提供を行うと約束しています。
当初は2年間を保証していましたが、いつのまにか期間保証の文言は無くなっていました。とりあえず売りっぱなしでアップデートは放置されるということはなさそうなので、長期間、安心して使うことができそうです。
発売2週間で1回目のファームウェアのアップデートを実施
NuAns NEO Reloadedは、両側の側面の5mm〜8mmくらいの幅でタッチが反応していませんでしたが、発売2週間でファームウェアのアップデートが実施され、この不具合と他のいくつかの不具合が解消されました。
NuAns NEO Reloadedを壊れにくくするために
落とした時の衝撃を緩和するためのバンパー
NuAns NEO Reloadedを作っているトリニティの社長さんがNuAnsは上下の衝撃に少し強くないので、上下の部分をカバーするバンパーを別途購入することを勧めています。
こんな感じのゴム製のバンパーです。
強力テープでくっつきます。
2ミリくらい出っ張りができて、ゴムで衝撃を緩和してくれます。
液晶保護フィルムって必要?
NuAnsの純正オプションで衝撃を吸収する液晶保護フィルムも売られています。
Amazonの商品画像を見ると、鉛玉が当たるとNuans NEO Reloadedの液晶画面が蜘蛛の巣のようにひび割れる感じなっていますが、これって本当?
というもの、Nuans NEO ReloadedにはDragontrail Proというかなり割れにくい強化ガラスを採用しています。指滑りを滑らかにして、指紋を目立たせない防指紋加工を施し、光の反射も抑えながら透明感のある画質を実現しているとも記載されています。
液晶保護フィルムは1700円近くして割と高いので、とりあえず様子見でいい気がします。
結局試しに買ってしまったところ
多少弾力性のある保護フィルムですが、衝撃吸収というほど衝撃を吸収しそうにない薄いフィルムで、何より指紋がベタベタ付いてうざいです。こんなの1700円も出して買う価値はないです。買ったの後悔してしまいました。
auのVoLTE対応だけど、NuAnsだと通信速度が遅くなる
NuAns NEO ReloadedはauのVoLTE対応に対応しているので、au系の格安SIMでも使うことができます。
ということで、UQ mobileのVoLTE用のデータSIMを入れて弄っていたところ、通信速度がやけに遅くなる症状が出て来ました。
NuAns NEO ReloadedにUQ mobileの格安SIMを入れて、アプリをダウンロードした時の通信速度が上記のグラフです。3Mbpsくらいしか出ませんでした。
UQ mobileなら、他の機種では20Mbps〜60Mbpsくらいアプリのダウンロード速度が出るのですが、NuAns NEO Reloadedだと速度が激減していました。
ドコモ系の格安SIMでも試したのですが、ドコモ系の格安SIMでもNuAns NEO Reloadedでは速度が悪くなっていました。ただ、UQ mobileほど悪影響は出ていないので、ドコモ系の格安SIMの場合は、そこまで気にしなくて良い感じはします。
とりあえずNuAns NEO Reloadedは、au系の格安SIM、とりわけUQ mobileでは使わないほうが良いです。
※ アプリのダウンロードだけが遅くなる不具合かもしれません。
NuAns NEO Reloadedを作っているTrinityという会社について
トリニティ株式会社の業務内容
・コンピューター周辺機器の輸入販売代理業務
・コンピューター周辺機器の輸出販売業務
・コンピューター周辺機器及びデジタル家電機器の輸入販売業務
・マーケティング全般の企画およびコンサルティング業務
・クラウドアプリケーションの制作、およびサービスの提供
別段スマホメーカーというわけではないようです。NuAns NEO Reloadedもトリニティがデザインと性能などを決めて、海外(おそらく中国)で実際の設計や製造を行って、日本に輸入している感じになっているっぽいです。
日本製というわけではないですが、日本の消費者のニーズをトリニティが汲み取って、最大限活かせる感じで海外メーカーに作ってもらっている感じです。
2017年発売時のNuAns NEO Reloadedの評判
NuAns NEO Reloadedの評判は概ね好評ですが、発売日がいつになるのか右往左往したため、その点が不評になっていました。
NuAns NEO Reloadedの価格は税込4万9800円と格安スマホの中でも割と高いですが、相応のカタログスペックになっているので価格面での不満は比較的少ないです。
ただ、最近の評価サイトの傾向として、妥当に評価せずに、なんでもかんでも褒める評価サイトが相当多くいます。買わずに適当に評価するのが主な原因ですが、なんでもかんでも褒めるサイトの方がGoogleの検索で上位に表示される傾向にあります。
NuAns NEO Reloadedをサイト経由で申し込んでもらえれば、紹介料がもらえるので、デメリットを意図的に無視するか、最小限に評価するなどしてしまいます。
評判を探しているなら、基本的にデメリットをどう評価しているかを最重視することをおすすめします。
ちなみに、このサイトでのNuAns NEO Reloadedの評価は努力賞です。
NuAns NEO ReloadedはCPUが高性能で、電池持ちもかなりよく、おサイフケータイに対応している点が評価できます。ただし、通知LEDがまともじゃない点、auの格安SIMでの通信速度が低下する点、指紋認証の精度が悪い点、GPSが不安定な点、カメラの実性能が良くない点など、結構なデメリットが積み上がっています。
今後のファームウェアのアップデートである程度の改善はあるかと思いますが、完成度は結構低いです。