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インターリンクLTE SIMを徹底解説、固定IPが使える他の格安SIMとの比較と料金プラン

インターリンクLTE SIMだと固定IPがもらえます。固定IPがあれば社内ネットワークへのセキュアなアクセスや、遠隔地の監視システムの構築などができます。

インターリンクLTE SIMの評価

固定IPがもらえる格安SIMはかなり少ないです。モバイル環境での固定IPが必要な場合はインターリンクLTE SIMがおすすめです。

インターリンクLTE SIMはドコモ回線の格安SIMです。

※ インターリンクの他に、格安SIMで固定IPが使えるのはASAHIネット LTE ANSIM、AIRSIMモバイル、イプシムくらいです。

インターリンクLTE SIMの公式サイト

インターリンクLTE SIMのメリット

  • 固定IPが使える
  • 逆引きが無料
  • 初月の月額料金が無料
  • 500円で24時間速度制限なしに使えるオプションがある
  • 上がり高速プランが安い(データーをアップロードする用です。使う人は少ないと思います・・)

インターリンクLTE SIMのデメリット

  • データSIMだけ提供。通話SIMはない
  • 普通の人には固定IPは必要ない
  • 特定のサーバー管理者じゃなければ逆引きも不要
  • 固定IPが必要ない場合は月額料金が高いだけの格安SIMになる
  • プランを変更するだけで1500円かかる

インターリンクLTE SIMの料金プランの詳細

データSIMのみ 月額料金 データ量
128kbpsで使い放題プラン 1000円 128kbps
1GBまで高速プラン 1350円 1GB
3GBまで高速プラン 1600円 3GB
7GBまで高速プラン 2350円 7GB
10GBまで高速プラン 2900円 10GB
30GBまで高速プラン 6800円 30GB
10GBまで上がり高速プラン 1950円 10GB(下り200kbps)
30GBまで上がり高速プラン 3600円 30GB(下り200kbps)

※ 全てのプランで固定IPが1つもらえます。

その他にかかる費用
・契約事務手数料:3000円

SIMサイズの変更/再発行:3000円
プランの変更:1500円

オプション料金
・データSIMのSMS機能:月140円
・24時間速度制限解除クーポン:1回500円、クーポン購入から24時間、速度制限なしに使えます。(10GBと30GBプランの場合は、このクーポンは使えません)

通信制限(規制情報)
高速データ通信量を使い切った場合は通信速度は200kbpsに制限されます。128kbps以外のプランは、データを使い切った後に200kbpsの低速で3日で366MB超のデータ通信を行うと、通信速度がさらに制限されます。

10GB以上のプランは直近3日間で使える高速データ量の制限があります。

10GBプランまで高速プランは直近3日間で1.5GB超で通信速度制限、10GBまで上がり高速プランは直近3日間で1.3GB超で通信速度制限になります。

30GBプランは直近3日間で3.5GB超で通信速度制限になります。

固定IP格安SIMの料金比較:インターリンクLTE SIM、ASAHIネット LTE ANSIM、AIRSIMモバイル、イプシム

固定IP格安SIMの月額料金(データSIM) データ量
インターリンク ANSIM AIRSIM イプシム
1000円(128kbps)     990円(200kbps) 低速
      1050円 100MB
1350円     1190円 1GB
1600円 1700円(1日110MBプランも1700円) 1700円 1330円 3GB
    2100円 1690円 5GB
2350円 2780円 2700円 2090円 7GB
2900円   3500円 2590円 10GB
  5100円     20GB
    5600円   25GB
6800円       30GB
  11300円     50GB
インターリンク 10GBまで上がり高速プラン:1950円(下り200kbps)
インターリンク 30GBまで上がり高速プラン:3600円(下り200kbps)

SMS機能
・インターリンク:月140円
・ANSIM:月120円
・AIRSIM:月150円
・イプシム:月150円

インターリンク、ANSIM、イプシムは初月の月額料金が無料です。AIRSIMだけ初月から月額料金がかかります。

ANSIMは初期費用が+800円高くなります。

インターリンクLTE SIMと固定IPを徹底解説

インターリンクLTE SIMの特徴は、固定IPがついてくることです。固定IP?何それ?という人は、インターリンクLTE SIM向きではありません。

固定IPを有効利用できない場合は、月額料金が高いだけの格安SIMになります。

インターリンクLTE SIMの固定IPの使い道

企業の社内ネットワークにアクセスする時にIPアドレスでアクセスを制限することができます。通常の格安SIMだとIPアドレスがころころ変わってしまいIPアドレスでのアクセス制限をすることができませんが、固定IPの場合はIPアドレスが変わらないのでIPアドレスでアクセスを制限ができ社内ネットワークがよりセキュアな状態になります。

その他の例だとモバイルな固定IPを使うことで遠隔地の監視システム等を費用を抑えて構築することができたりします。

他にもいろいろあると思いますが、インターリンクLTE SIMの固定IPは基本的にビジネス目的や専門的な用途に用いられます。

逆引き無料って何?

IPアドレスから名前がわかるようになるのが逆引きと言い、それが無料で使えることを指します。

一体何の用途に使うかというと、IPアドレスでアクセス制限を行っているサーバーがある場合、IPアドレスから誰の何のためのアドレスなのかがわかったりします。

通常のIPアドレス 123.456.78.111
123.456.78.111を逆引きするとYamada.Taro.mobileみたいな名前が出てきたりします。

インターリンクLTE SIMでは名前を設定することができるのでサーバー管理者はIPアドレスからそのIPアドレスの利用用途がわかったりします。

法人契約の場合は口座振替ができる

インターリンクLTE SIMはクレジットカードでの支払いの他にtabalまるごと決済(NTT支払い)、口座振替支払いでの支払いも受け付けています。

普通の人にはモバイルの固定IPは必要ありませんが、セキュアな社内ネットワークを構築したり、遠隔地の監視システムを手ごろに構築する場合にインターリンクLTE SIMが役に立ったりします。

 

インターリンクLTE SIMで使える格安スマホ

インターリンクLTE SIMではデータSIMのみ販売していて格安スマホやタブレットは販売していませんが、Amazonや家電量販店で売っている格安スマホならほぼ全てでインターリンクで使えます(98%くらい)。

ただ、新しいスマホが必要な場合は、格安スマホのキャンペーンのおすすめランキングを参考にお得に申し込むのがおすすめです。

インターリンクLTE SIMの評判

インターリンクLTE SIMのネットの評判は特にありません。モバイルの固定IPは用途が専門的すぎるため実際に使っている人の数も少なく、そのため評判も出てこないと思います。

インターリンク自体は1995年からプロバイダー事業を行っている老舗になります。モバイルで固定IPが使えるのはインターリンクLTE SIMだけなので、自分の用途に必要な場合は他に選択肢はないと思います。