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AQUOS zeroの詳細スペック&使える格安SIMのまとめ、楽天モバイル対応だけど要注意(2019年発売)

AQUOS zero SH-M10は2019年4月9日に発売された6.2インチスマホなのに重さが146グラムしかない世界最軽量の超高性能スマホです。

AQUOS zero SH-M10はドコモ回線/ソフトバンク回線/au回線の格安SIM、それと楽天モバイルUNLIMITで使えます。

ソフトバンク版のAQUOS zeroは、SIMロックを解除すればソフトバンク回線の格安SIMで使えます。

AQUOS zero SH-M10のレビュー

AQUOS zeroは超高性能なので、今でも快適に使えます。

ーーー 以下2019年時点の評価 ーーー

AQUOS zeroは6.2インチという比較的大きなスマホにも関わらず重さが146グラムしかありません。

iPhone XRは6.1インチですが重さは194グラムです。AQUOS zeroの方が50グラム(卵1個分)近く軽くなっています。この違いは結構大きいです。

AQUOS zeroの価格は10万円くらいして正直高いのですが、性能は超高性能CPUのSDM845、RAM6GB、ROM128GB、防水、おサイフケータイ対応です。発熱を抑える工夫も本体に施されています。

格安SIMの管理人はAQUOS zeroの実機テストの結果をレビューに反映させています。

AQUOS zeroの詳細スペック(性能)

  AQUOS zero SH-M10
CPU オクタコア2.6GHzx4+1.7GHzx4 Snapdragon 845
RAM 6GB (UFS Type)
ROM 128GB
Antutu 277,999
ディスプレイ 6.2インチ 有機EL、Corning Gorilla Glass 5
解像度 1440 × 2992、WQHD+、画面比18.7:9
カメラ 背面2260万画素(F値1.9 光学式手ブレ補正) / 前面800万画素(F値2.2)
電池容量 3130mAh
サイズ 154 × 73 × 8.8mm
重さ 146グラム
連続待受 555時間
充電時間 QC3.0対応充電器だと155分(格安SIMの管理人の実機テストの結果)
本体カラー アドバンスドブラック
価格 9万9880円

Android 9 Pie (Android 10へアップデート可)、テザリング対応、外部マイクロSD非対応、ナノSIM、指紋認証/顔認証、Bluetooth v5.0、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、USB Type C、防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)、おサイフケータイ対応、Jアラート対応、簡易留守録対応、イヤフォンジャック非対応

AQUOS zeroで使える格安SIMのまとめ

AQUOS zero SH-M10の対応バンド

FDD-LTE : B1/2/3/4/8/11/12/17/19/26/28 auのVoLTE対応
TD-LTE : B41/42
W-CDMA : B1/2/4/8/19

ソフトバンク版のAQUOS zeroの対応バンド

FDD-LTE : B1/3/8/11/28
TD-LTE : B42
W-CDMA : B1/8

AQUOS zero SH-M10はドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の格安SIM、それと楽天モバイルUNLIMITで使えます。

ソフトバンク版のAQUOS zeroはSIMロックを解除すればソフトバンク回線の格安SIMで使えます。

ソフトバンク版のAQUOS zeroは、SIMロックを解除しても、ドコモ回線の格安SIMだと電波が悪くなる可能性があります。au回線の格安SIMで使えるかは不明です。楽天モバイルUNLIMITでは使えません。

SIMのサイズはナノSIM、またはマルチSIMです。

格安SIMを持っていない場合は、下記のキャンペーンを参考に格安SIMを選ぶことをオススメします。

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2019年時のAQUOS zeroの性能レビュー

最大の強み:6.2インチクラスのスマホで世界最軽量と高い強度

AQUOS zeroは防水対応スマホですが、防水だとどうしてもスマホが厚くなります。

AQUOS zeroなら薄くて軽い有機ELディスプレイ、Corning Gorilla Glass 5という強化ガラス、さらにボディにはアラミド繊維とマグネシウム合金を使うことで、軽量化と高い強度になっています。

6インチクラスの防水スマホで、AQUOS zeroが146グラムという世界最軽量の軽さを実現しました。

側面のフレームの真ん中が少し凹んでいて、持ちやすさにもこだわっています。

ディスプレイの画質が実際の色合いに忠実で538ppiの高解像度

格安SIMの管理人はいろんな格安スマホをレビューしてきましたが、複数メーカーのスマホを並べてディスプレイの画質が良いのがどれか比べたことがあります。

その結果、ディスプレイの画質が一番良い(より実物の色合いに近い)のはAQUOSスマホでした。


6.2インチ / WQHD+ / 有機EL / 538ppi

AQUSO zeroを含めた最近のAQUOSスマホはリッチカラーテクノロジーモバイルで、ディスプレイの画質が実際の色合いに忠実になっています。

いろんなスマホを並べて比べてみないとわからないのですが、こんなところにAQUOS品質が良さが出ている感じです。

超高性能のCPUを搭載

AQUOS zeroのCPUはSnapdragon 845(SDM845)、オクタコア2.6GHzx4+1.7GHzx4です。

簡単に説明すると超高性能なCPUです。

なんでもサクサク使えます。特にゲーム性能が良いので、やたらと重い3Dゲームなども快適にプレイできます。タッチチューニング技術で速いタップ操作が必要なゲームでもタッチ抜けしにくくなっています。

AQUOS zeroのAntutuスコア v7.1.9

Antutuのスコアが高いほど高性能なCPU(&GPU&メモリ)を搭載していることになります。

AQUOS zeroのAntutuスコア 277,999
・CPU: 81,636
・GPU : 126,559
・UX : 60,991
・MEM: 8,813

AQUOS zeroのGeekbench4のスコア
・シングルコアスコア 2443
・マルチコアスコア 8942

AQUOS zeroの3DMarkのスコア
・Sling Shot Extreme
・Open GL ES3.1:4197
・Vulkan:3422

2021年版:超ざっくりしたCPUの性能表(SoCの性能)
超高性能
Snapdragon:845、855、865
Kirin:990
iPhone:XR、XS、XS Max、SE 第2世代、11、11Pro、11Pro Max、12、12mini、12Pro、12Pro Max
高性能
Snapdragon:730、730G、690 5G、720G、732G、765G、835
Kirin:970、980
iPhone:8、X
比較的高性能
Snapdragon:662、665、660、820、670、675、710
Kirin:950、955、960、810
iPhone:7
普通性能
Snapdragon:630、632、650、636
Kirin:710
Galaxy:Exynos7904、Exynos7885
iPhone:6s、SE 第1世代
低性能
Snapdragon:450、625、439、460
Kirin:650、655、658、659
Galaxy:Exynos7884B
iPhone:5s、6
最底辺
Snapdragon:400、410、430、435

※ 右に行くほど高性能

スマホをあまり使わない場合は低性能のCPUでも十分に使えます。

スマホを普通程度に使う場合は普通性能のCPUでも普通に使えます。一般的なゲームなら普通性能でも遊べます。

スマホを人よりも少し多く使う場合は比較的高性能以上を選びます。スマホがよりサクサク動くようになります。重い3Dゲームが好きな場合は高性能以上を選びます。

スマホをたくさん使う場合で常にヌルヌルサクサク使いたい場合、またはゲーム性能を最重視する場合は超高性能を選びます。

RAM6GB / ROM128GB (マイクロSDカード非対応)

AQUOS zeroのRAMは6GB、ROMは128GBです。

RAMが6GBもあれば、重いゲームをしながら複数のアプリを同時に起動しても快適に使うことができます。

ROMは128GBもあるので、アプリをたくさんインストールしたり、写真をたくさんとっても余裕です。ROMはUFSに対応しているので、データをより高速に読み書きすることができます。

AQUOS Zeroの平均メモリ(RAM)使用量

起動した直後で特に何もしていない状態でAQUOS ZeroはRAMを2GB消費していました。

AQUOS ZeroのROMの空き容量

初期化後に起動した直後でROMは16.45GB使っていました。ROMの空き容量は110GBくらいです。

電池持ちは普通程度だけど低発熱

AQUOS zeroの電池持ちは普通くらいです。

画面6.2インチの高解像度、CPUはSDM845である程度省エネで超高性能、電池容量3130mAh、連続待受時間555時間、これらから導かれる電池持ちは普通です。

最近の格安スマホは電池持ちが良くなっていますが、その要因は電池容量が増えているからです。平均で3500mAh前後の電池容量になっています。ZenFoneのMAXシリーズは4000mAh〜5000mAhの超大容量バッテリーを搭載していたりします。

そんな中、AQUOS zeroの電池容量3130mAhは正直心許ないです。最軽量を重視するために、バッテリーの容量も少し抑えた感じです。

AQUOS zeroの電池持ちの実機テストの結果

YouTubeの連続再生時間:9時間58分
PCMarkの電池持ちの結果:7時間30分

※ AQUOS zeroの場合、PCMarkの電池持ちの結果画面がうまく表示されませんでした。バッテリーの時間当たりの消費量からPCMarkの電池持ちを推測しています。

AQUOS zeroでも普通に使う分には十分に1日持ちます。ただ、スマホのヘビーユーザの場合は少し避けたほうが良いです。

充電時間は205分だけど、QC3.0対応の充電器なら高速充電

AQUOS zeroのカタログスペックには充電時間205分と記載されていますが、QC3.0対応の充電器だと高速充電でより速く充電できます。

QC3.0対応の充電器だと155分で充電できました。大抵のスマホは充電時は35度〜37度くらいまで発熱しますが、AQUOS zeroなら充電時でも32度までしか行きませんでした。

AQUOS zeroには充電器が入っていないので、それっぽい充電器を持っていない場合はQC3.0対応の充電器を購入することをオススメします。

2つの充電ICで発熱を抑える

AQUOS zero内部には2つの充電ICが搭載されています。2つの充電ICで充電することで、充電ICの発熱を分散して、充電時のバッテリーの劣化を抑えることができます。

AQUOS zeroなら充電の発熱を抑えられるので、充電しながらバッテリーの劣化を気にせずゲームや動画などを楽しむことができます。

※ 普通のスマホは充電するとバッテリーが発熱して、その状態でゲームなどをすると、よりスマホが発熱してバッテリーの劣化を早めます。

カメラ性能は微妙

AQUOS zeroのカメラ性能
背面:2260万画素 (F値推定1.9、光学手ぶれ補正)
前面:800万画素 (F値推定2.2)

AQUOSスマホのカメラ性能は正直微妙です。格安スマホの管理人は、AQUOS R compact、AQUOS R2 compactなどもレビューしてカメラテストをしましたが、高額スマホの中ではカメラの実性能が劣っています。正直3万円台のスマホのようなカメラ性能です。

AQUOSカメラは被写体がボケやすい、少し暗いところではより暗く写ったり、ノイズが結構強くなったりします。

AQUOS sense2などの3万円前後のスマホの場合は、価格的にそんなカメラ性能でも問題ないですが、定価で9万9880円もするAQUOS zeroだと、カメラの実性能はかなり妥協する必要があります。

もちろんAQUOS zeroでも普通程度に写真を撮ることができます。ただ、ファーウェイの同価格帯のスマホと比べると相当ランクが下がります。

AQUOS zeroは世界最軽量というブランド価値を重視する場合に検討することをオススメします。

AQUOS zeroで撮ったハンバーガーセット(明るい場所)

AQUOS zeroで撮ったハンバーガーセット(かなり暗い場所)

Mate 20 Proで撮ったハンバーガーセット(かなり暗い場所)

AQUOS zeroは明るい場所で食べ物の写真は割とうまく撮れましたが、かなり暗い場所になるとほとんど何も写っていませんでした。

GPSはみちびき対応

AQUOS zeroはGPS、GLONASS、BeiDou、GALILEO、QZSS(みちびき)に対応しています。

みちびきに対応すると、都市部などビルが建ち並びGPSの電波が不安定な場所でも、みちびきの位置衛星が頭上にきやすいので、GPSを捕捉しやすくなり位置情報が安定します。(都市部などのビル街ではなければ、みちびき対応の有無はそんなに違いは出ないです)

○がGPS
△がGLONASS
□がQZSS(みちびき)
五角形がGALILEO
星型がBEIDOU

AQUOS zeroは普通にナビとして使う分にも問題ないGPSの精度になっています。

楽天モバイルUNLIMIT対応だけど、ソフトバンク版は非対応

SIMフリー版のAQUOS zero SH-M10の楽天アンリミット対応状況

AQUOS zero SH-M10は楽天アンリミットに完全対応しています。ただし、ソフトバンク版のAQUOS zeroは楽天アンリミットには非対応で使えません。

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その他の細かいこと

① 防水・防塵・おサイフケータイ対応

AQUOS zeroは防水・防塵・おサイフケータイに対応しています。

② 2年間で最大2回のOSバージョンアップに対応

AQUOS zeroは最新のAndroid 9 Pieを搭載していますが、発売から2年間で最大2回のOSのバージョンアップに対応するので、安心して使うことができます。

③ マイクロSDカードとイヤフォンジャックは非対応

AQUOS zeroは薄さを重視した結果、マイクロSDカードとイヤフォンジャックは非対応です。

2019年時のAQUOS zeroの評判

AQUOS zeroの評判は少ないです。

評判が少ない理由は、AQUOS zeroは他のスマホとは違うコンセプト、最軽量をコンセプトにしているからです。

最近のスマホは3万円前後の格安スマホ、そしてカメラ性能やゲーム性能を重視する人が買う5万円以上のスマホに分かれています。

そんな中、新たに軽さをコンセプトにして作り出されたのがAQUOS zeroです。新しいコンセプトなので、そこまで潜在ニーズを掘り起こせていない感じかもです。

加えて、AQUOS zeroのSIMフリー版は2019年4月9日が発売日ですが、ソフトバンク版は2018年12月21日に発売されています。今更話題に出すのも少し遅いのがAQUOS zeroだったりします。

AQUOS zeroの評判は、持った人だけが感動する感じです。

あとは、やっぱカメラ性能はしょぼいそうです。事前情報でしょぼいが大半だったので、AQUOS zeroの実機のカメラテストも手抜きで・・。明るとところだと結構うまく撮れそうですが、暗いところだとうまく撮るのに苦労するかもです。。