honor9は2017年10月12日に発売された格安スマホです。ドコモ回線の格安SIMとソフトバンク回線の格安SIMで使えます。
発売当時は超高性能な格安スマホだったので、今でも快適に使えます。
ーーー 以下2018年時点の情報 ーーー
honor9は超高性能なCPUと大容量のRAM4GBとROM64GBを搭載した、カメラの性能も良い5.15インチの比較的コンパクトな格安スマホです。
honor9はhonor8の後継機です。honor8よりもCPUが高性能になり、ROMの容量が倍増して、カメラ性能が向上して、電池持ちも良くなっています。ただし、honor8の定価は4万2800円ですが、honor9は5万3800円になりました。
honor9の性能だと5万3800円は高いですが、格安SIM(音声通話SIM)とセットで購入すると大幅割引で買えました。
honor9の詳細スペック(性能)
honor 9 | |
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CPU | オクタコア2.4GHz×4+1.8GHzx4 Huawei Kirin 960 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
ディスプレイ | 5.15インチ |
解像度 | 1920×1080 |
カメラ | 背面ダブルレンズカメラ1200万画素カラーセンサー+2000万画素モノクロセンサー(F値2.2)/前面800万画素(F値2.0) |
電池容量 | 3200mAh 急速充電対応(急速充電対応9V/2A)、フル充電110分 |
サイズ | 147.3 x 70.9 x 7.45 mm |
重さ | 155グラム |
連続待受 | 373時間 |
本体カラー | サファイアブルー、グレイシアグレー、ミッドナイトブラック(楽天モバイル限定) |
価格 | 5万3800円 |
Android 7.0、SIMフリー、テザリング対応、外部マイクロSD(最大256GB)、デュアルSIM(ナノSIMx2、DSDS対応、auのVoLTE非対応)、指紋認証対応(前面)、ジャイロスコープ搭載、802.11ac対応、Bluetooth V4.2 with BLE対応、USB Type C 2.0対応、NFC対応、GPS/Glonass/Beidou対応
honor9が使える格安SIMのまとめ
honor9の対応バンド
FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/20
TDD-LTE : B38/40
W-CDMA : B1/2/5/6/8/19
honor9はドコモ回線の格安SIMとソフトバンク回線の格安SIMで使えます。
SIMのサイズはナノSIM、またはマルチSIMです。
格安SIMを持っていない場合は、下記のキャンペーンを参考に格安SIMを選ぶことをオススメします。
2017年時のhonor9の性能レビュー
超高性能のCPUを搭載
honor9のCPUはオクタコア2.4GHzx4 + 1.8GHzx4 Kirin 960です。格安スマホの中でも最高クラスの超高性能のCPUを搭載しています。(日本で発売する中ではMate10 Proが最高性能ですが、あちらは税込10万円近くします)
簡単に評価すると、スマホのヘビーユーザでも満足して使えるCPUの性能です。なんでもサクサク使えます。ネットでも動画でも、Twitter、Facebook、インスタグラム、LINE、パズドラ、モンスト、ツムツム、ポケモンGO、etc。。。基本的になんでもサクサクできると思っておけばいいです。
最高クラスのCPUの使い道→高度な3Dゲームをサクサク快適にできる!
最高クラスのCPUの性能、その使い道は超高度なゲームプレイです。使い道は超高度なゲーム以外ありません。超高度なゲームというのは、緻密な3Dのキャラクターやら何やらが動くゲームです。
超高度な3Dゲームの場合は注意が必要
honor9に搭載されているCPU(Kirin)は超高性能ですが、そこまで3Dゲームのプレイに特化しているCPUでもありません。たいていの高度な3Dゲームもサクサク遊べますが、ハードなゲーマーを満足するようにはできていません。
超高度な3Dゲームのプレイを快適にしたい場合は、CPUはKirinは避けて、Snapdragonにしたほうがいいです。
2021年版:超ざっくりしたCPUの性能表(SoCの性能)
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超高性能 |
Snapdragon:845、780G、855、865、870、888
iPhone:XR、XS、XS Max、SE 第2世代、11、11Pro、11Pro Max、12、12mini、12Pro、12Pro Max
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高性能 |
Snapdragon:480、730、730G、690 5G、720G、732G、765G、835
MediaTek:Dimensity 800U
iPhone:8、X
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比較的高性能 |
Snapdragon:662、665、660、820、670、675、710
iPhone:7
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普通性能 |
Snapdragon:630、632、650、636
Galaxy:Exynos7904、Exynos7885
iPhone:6s、SE 第1世代
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低性能 |
Snapdragon:450、625、439、460
MediaTek:Hello P35
Galaxy:Exynos7884B
iPhone:5s、6
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最底辺 |
Snapdragon:400、410、430、435
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※ 右に行くほど高性能 (Snapdragon 480から732Gまではほとんど同性能)
スマホを人よりも少し多く使う場合は、比較的高性能以上を選びます。スマホがよりサクサク動くようになります。重い3Dゲームが好きな場合は高性能以上を選びます。
スマホをたくさん使う場合で常にヌルヌルサクサク使いたい場合、またはゲーム性能を最重視する場合は超高性能を選びます。
RAM4GBとROM64GB
honor9はRAM4GBとROM64GBを搭載しています。
洗練されたデザイン、ただし落としやすく、落とすと悲劇
honor 9の最大の特徴の一つが洗練されたデザインです。
見た目からしてピカピカ輝いています。
以下は製品ページからの引用です。
3D曲面ガラスを纏う「honor 9は、魅力的で独創的な色を持つ3D曲線ガラスを纏っています。フォトエッチング技術によってガラスに刻まれた精密なナノテクスチャーと、熱加工によって作られた華やかな曲線がガラスの中で踊る立体的な光を演出し、honor 9は美しく輝きます。」 惜しげもないクラフトマンシップ「すべてのガラスは厳しい基準でチェックされ、500個のデバイス生産ごとに新しい金型に変更され。この優秀なクラフトマンシップと創意工夫によって、honor 9はファッション性とテクノロジーの融合を実現しています。」 見事に組み合わされたデザイン「細部まで加工された3D曲面のガラスの背面は、サンドブラストの金属フレームにシームレスに繋がります。」
ただし、これ落としやすいんです。。そして少しの高さからでも落とすとディスプレイが割れる紙装甲・・。
かなり注意深い人じゃないと落としてヒビを入れる可能性大です。普通は保護ケースに入れて使うことになるので、美しいファッション性に優れたデザインといったところで、あまり意味はありません。
1200万画素カラーセンサー+2000万画素モノクロセンサーのダブルレンズカメラを搭載
honor9はP10と同じダブルレンズカメラを使っています。ただし、P10はライカと共同でカメラのチューニングを行なっているのに対して、honor9はライカの協力なしのチューニングです。
ライカのある/なしの違いは、写真を接近して撮った時の色合いです。ライカありだと近接しても実物に近い色合いで写真が撮れますが、ライカなしだと近接して撮った写真は色合いが実物から少し違う感じになったりします。
honor9のカメラスペック
背面:1200万画素カラーセンサー + 2000万画素モノクロセンサー 開口部F2.2 / 2色フラッシュ / 4-in-1 ハイブリッドフォーカス(像面位相差 + コントラスト + レーザー + デプスAF)/ 4K動画撮影
前面:インカメラ:800万画素 (開口部F2.0, FF)
honor9には光学手ぶれ補正は付いていません。
電池の持ちは結構良い
電池持ちを左右するのは下記のスペックです。
honor9の電池容量は3200mAh、連続待受時間はLTEで373時間です。CPUがKirin960、RAM4GB、5.15インチのディスプレイで解像度は1920×1080です。
honor8の電池持ちはそこそこ良いレベルでしたが、honor9で電池容量が200mAh増えて、待受時間が17時間短くなって、CPUがKirin950からKirin960へアップ(主にGPSでの消費電力が低下&動画の再生時の消費電力の低下)、画面が0.05インチだけ小さくなります。
総合的に判断して、honor9の電池持ちは結構良い格安スマホになっていると思われます。
前面に指紋認証のセンサーを搭載
honor9は指紋認証を搭載しています。登録した指を指紋センサーにタッチするだけでスマホのロックを解除することができます。楽チンです。
honor9のその他の特徴
急速充電に対応、USB Type C
急速充電に対応しているので、充電するのを忘れてしまった場合でも、30分で40%まで充電してくれます。
ジャイロスコープ搭載
わざわざ指摘する必要もない気がしますが、ジャイロスコープを搭載しているのでポケモンGOをARモードで遊ぶことができます。ARモードなんて、最初に数回するくらいで使わなくなるのでどうでも良いのですが、念のため。
GPS/Glonass/Beidou対応
ごく稀に2万円以下の安い格安スマホだとGPSの精度が悪いものが混じってきたりしますが、2万円以上のスマホでGPSの精度が悪いスマホはほとんどなく、ファーウェイのスマホでGPSの精度が悪いスマホが出てきたことはほぼないので、GPSの精度は心配しなくても大丈夫です。
普通に徒歩でナビを使ったり、車でナビとして利用することができます。
キャリアアグリゲーション(CA)に対応していない
honor9はCAに対応していません。CAが使えると複数の周波数帯をまとめて送受信することができるので、データ通信が速くなり、そして安定する機能です。
ただ、格安SIMの場合、通信速度が大手キャリアよりも遅いのでCAが使える恩恵は少ないです。おまけレベルです。ただ、honor9は定価で5万円を超えてくるので、CAくらい対応させてもいいんじゃないかなくらいは思います。
2017年時のhonor 9の評判
評判は価格が高い。以上です。
中国では4万円くらいで販売されているので、4万5000円くらいが妥当な価格かなと思っていましたが、蓋を開けたら5万3800円・・。
ファーウェイはコスパが良いことで日本で躍進してきましたが、5万3800円はコスパなんていう言葉は適用できないので、ツイッターでブーイングの嵐となりました。。
ただ、その後、MVNOの通話SIMとのセット価格なら最大2万円くらい安くなることから、ブーイングが収まった感じです。
honor 9のみ購入することもできますが、おそらくファーウェイはhonor 9単体で売ろうとしていません。何かしらの販売方針で、MVNOとのセットでの販売を行おうとしています。
そのため単体購入は割高な価格を適用して、セット購入ではコスパの良い価格を適用しているんだと思います。